2013-01-01から1年間の記事一覧

伏見ひろゆき"不本意だけどハーレムです。ただしネットに限る"一巻。

結構長くブログ更新さぼってたなあ…。リハビリにラノベの話でも。 で、"不本意だけどハーレムです。ただしネットに限る"。魂の恋人を本気の本気で求めようとするひと達の話。ほんと素晴らしいと思います。 胸に抱く願いは、"「自分を好きになってくれて、自…

Wing&Wind

"紗夜「同じなんだ」 ポツリと呟くように言う。 俊介「同じって何が?」 紗夜「私が生まれてからの時間とあの星の光がこの星に届くまでの時間が」" アンタレスと地球の距離は約550光年あるらしいです。むろん俊介さんにその年月を過ごすことが具体的にどんな…

柏葉空十郎"妹ホーム"一巻

高校生の兄と妹、兄妹ふたりで貧乏暮らし。理不尽というほど大げさでない、でも不幸でいまいち筋の通らないできごとがちょいちょい起きて、でも佑さんも真伊さんも高校生で力も経験もないからさ、毅然と対処できるでもなく頼りなくふらふらして、それでもま…

Sugar+Spice2(6)

"先輩が、ため息まじりの優しい笑みを浮かべて。 「――好きよ、わたしも」 風花「先輩! なんかそれ、意味ちがいませんか!?」 銀河「な、何がよ! わたしだって、あなたたちと同じで――!」 薫子「同じで、どんな気持ちなのかしら」 あいかわずみんなは明る…

Sugar+Spice2(5)

んで、海部ヶ瀬での、あの夕暮れの話。 "銀河「……いいなぁ、そういうの」 響「先輩?」 少し悲しそうな顔に、心配になってしまう. 銀河「わたしの場合、夏休みなんて、昔からピアノのレッスンと塾ばかりだったもの」 「クーラーのきいた部屋で、外を眺めるこ…

Sugar+Spice2(4)

"祭「はっ。わたくし、春瀬祭と申します。天本風花とは親友で、将来を誓い合った間柄ですっ!」 風花「ただの友達よ」" ("憧れ、避けられ。"より) "――それにしても親友、ね。 響「俺の場合、さな……なのかなあ」 いまいち、しっくり来ないなあと思いつつ。俺…

Sugar+Spice2(3)

"銀河「べつに、わたし達はそんな関係じゃありませんよ」 歌「そんなって、恋愛がらみじゃないって事?」 銀河「そうです」 と銀河は紅茶に口をつけてうなずく。どうして……そんな相手として、見たことなんてなかったっていうのに。 銀河(……あれ、けど……もし…

Sugar+Spice2(2)

(承前)それとはまた別にギブアンドテイクとか利害の一致、という言葉が使われることもある。例えば、響くんと薫子さんの間で使われるそれとかね。 "薫子「今日の夕飯は私が用意しようかしらね」" "響「……どうしたんだ、どういう風の吹き回しだ?」 薫子「あ…

Sugar+Spice2(1)

前作とは相当に別物ですよね。というのは、響くんを初めとする主要な人たちのやり方生き方みたいなのが、和真くん達とはだいぶ違うよね、という意味においてなんだけれども。 "響「どうだろ、先輩は卒業しちゃうしな」 俺やさなは受験かもしれないし、遠野が…

ウィッチズガーデン

割と冒頭の話。 "小柄だから、上目遣いで……、 まだパジャマのままだから、昨日より幼く見えて。 洋輔「……開けて、マヨネーズかなんかで和えればいいんじゃないかな。あとはそうだな、目玉焼きでも焼かないか?」 あやり「目玉焼き、できるの?」 洋輔「それ…

貧は僕らの福の神

毎朝、家の裏にある山に水を汲みに行く大地くん。 "子供の頃からずっと続けている習慣で、最初は親父についていって子供用のじょうろに水を汲んでいるだけだった。" "容器が大きくなるにつれて、往復の回数は減っていく。 朝の貴重な時間を、徐々に有意義に…